2004-01-01から1年間の記事一覧

「今年の5冊」の最後の一冊にして本年の〆

ティム・パークス『狂熱のシーズン』(白水社)狂熱のシーズン―ヴェローナFCを追いかけて作者: ティムパークス,Tim Parks,北代美和子出版社/メーカー: 白水社発売日: 2003/06/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (9件) を見る今年のアジ…

やっと書けた↓。テーマは身近なのに考え始めると奥が深い本ってそんなにないが、これはsuper big surpriseだった。 依然として「俺の感想文・私小説」以上のレベルに行けない一部のスポーツジャーナリズムおよびノンフィクション連中は、新聞で映画の感想文…

確かにフランスも入れてほしいよなあ

UGのモンティパイソンの動画見て、以前デリダが死んだ時に見つけた http://www.philosophyfootball.com/ を思い出した。 あとね、大英帝国に取っちゃ大陸は十羽一からげなのかよと思ったのが、 ウ ィ ト ゲ ン シ ュ タ イ ン は ド イ ツ じ ゃ な く て オ…

大河ドラマつながりでもなんでもいい

そろそろ復刊されるはずの石母田正『平家物語』(岩波新書)、去年読んだけどとてもいい本だった記憶がある。どこかどう良かったか覚えてないけど(笑うな)。退屈な国文概説本じゃなかったぞ。買って損なし。

「今年の3冊」、のはずが5冊になってしまった

第1位は後日。以下は順不同の2位グループでおます。数学に感動する頭をつくる作者: 栗田哲也出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン発売日: 2004/06/30メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 51回この商品を含むブログ (21件) を…

TVも捨てたもんじゃない

今年のフットボールシーズンも終わりが近づいています。 今年はサッカーと自分の距離がリセットされた1年でした。なんといっても、初めて読むに値するサッカー本に出会ったことが大きかった。フットボールを見ること、楽しむこと、応援すること、信仰するこ…

4−2−3−1その2

前回に続いて息子ネタ。 関東某市で、地元主催の招待試合(予選リーグ+決勝トーナメント)あり。坊主のチームは予選リーグで某J1のジュニア(ただし5年生のみ)と対戦するということで、土曜日に1時間ドライブして見に行った。 すごかった。 中盤で囲んで奪…

<2004年チャンピオンシップ>浦和vs横浜@埼玉、59,000人(NHK総合)

たっぷり堪能させていただきました。 トゥーリオ=中畑説というのが個人的に現在赤丸急上昇中。 「PK戦ではデータ入ってた」と榎本。PKでは負けた気がしない、じゃなく、浦和はPK戦ですら勝てなかった、ということ。横浜が飛車角落ちだったことを忘れるな。 …

業田良家『自虐の詩(上)(下)』(竹書房)

自虐の詩 (上) (竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト)作者: 業田良家出版社/メーカー: 竹書房発売日: 1996/06/01メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 426回この商品を含むブログ (217件) を見る上2本、さっそく、さっそく。 お腹いっぱい。

松本大洋『鉄コン筋クリート 1〜3』(小学館)

鉄コン筋クリート (1) (Big spirits comics special)作者: 松本大洋出版社/メーカー: 小学館発売日: 1994/03メディア: コミック購入: 4人 クリック: 52回この商品を含むブログ (207件) を見る

↓見て

笑うなよ。初心者マークなんだ、手加減ってものがあろう。 そういや「今年の3冊」、そのうちやります。1冊は確定だがあと2冊どうするかだなあ。

年末

いそがしい。早いとこクリスマスoffに突入して対岸が鎮火してほしい。

永井均『マンガは哲学する』(講談社α文庫)

マンガは哲学する (講談社プラスアルファ文庫)作者: 永井均出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/08メディア: 文庫 クリック: 7回この商品を含むブログ (31件) を見るアタクシ、ことマンガに関しては全くのトーシローでございます。 <私>を巡る永井ワール…

横浜vs浦和@横国、65,000人(TV)

河合のヘッドが決まった時は興奮したですよ!チャンピオンシップは、 深謀遠慮の岡田 vs 勢いに乗るブッフバルト ということになっているようだが。 虫食い戦力で出たトコ勝負のギャンブラー岡田 vs 鉄板の攻撃力以外はどうイジクっていいのかわからないブッ…

福岡vs柏@博多の森、21,000人(ネット)

ネット中継、せっかく期待してたのに、どこも線細すぎ。ハーフタイムで気がついて有料サイトに乗り換え、後半は快適だった。なんちゃってな1点目も豪快な追加点もライブで見れた。満足。画面ちっちゃいのはしょうがなかろ。 負荷分散以前に線の太さの問題な…

ネットでライブ中継

http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/7707.html キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! 某「釣り名人」のサイトから釣られて来る人にはそぐわないネタで申し訳ないが。 おまいらネットライブで祭りですよ入れ替え戦ですよ柏と福岡は死ぬ気でやれらいぶどあもがんばれ(関係…

脂肪肝

http://www.osk.3web.ne.jp/~irabuti/ 俺なんか健康診断で2年続けて言われてるぞ。 刺激物は控えめに。酒も控えて。肉の代わりに魚食え。とか。ちなみに尿管結石は「ビール飲んで踊り狂うといい」(山田風太郎)らしいです。 それじゃ脂肪肝もっと悪化するや…

逝ってしまう読書

http://homepage3.nifty.com/hidefuurai/hon.html 私達は一定の問題意識や内面的な要求を抱いて本を開くのだが、いざ読みはじめてみると、読書の持つ無償の喜びに我を忘れ、当初の課題を何時の間にか忘れ去って活字を追っている。一冊読んでしまうと、次の本…

4-2-3-1

うっとこの長男坊(小5)、少年団でサッカーやっとるんですわ。 俺が小学生の時代は百姓一揆サッカーいうて、とにかくボール追っかけて走っとりゃええいう感じだったですわ。70年代中ごろの話でっせ。「システム」なんちゅう言葉は聞いたこともなし。 少年…

渡部直己・スガ秀実『新・それでも作家になりたい人のためのブックガイド』(太田出版)

新・それでも作家になりたい人のためのブックガイド作者: スガ秀実,渡部直己出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2004/10メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 30回この商品を含むブログ (40件) を見る10年ぶり復活のボヤキ漫才。芥川賞2人娘から舞城から矢作…

あかん

『消滅する言語』(中公新書)は、大変に清々しい訳者のあと書きを読んでから、買いたい人は買いましょう。俺はかなり後悔している。

久しぶりなわけだが

はてなでの稲葉さんは、「釣り」がより強烈になり、ほとんどロナウジーニョの域。 そのうち関節痛めるんじゃないかと(ry まあ、エラシコあってのロナウジーニョなわけだし。 何が言いたいんだろうか俺は。

メモ

グレッグ・イーガン『万物理論』(創元SF文庫) 中野三敏『近世新畸人伝』(岩波現代文庫)

小谷野敦『評論家入門』(平凡社新書)

評論家入門―清貧でもいいから物書きになりたい人に (平凡社新書)作者: 小谷野敦出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2004/11/01メディア: 新書購入: 2人 クリック: 52回この商品を含むブログ (110件) を見るようやく小谷野本の使い方が分かった気がした。 誰が何…

きだみのる『気違い部落周游紀行』(冨山房百科文庫)

気違い部落周游紀行 (冨山房百科文庫 31)作者: きだみのる出版社/メーカー: 冨山房発売日: 1981/01/30メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 121回この商品を含むブログ (28件) を見る高踏インテリによる田舎お百姓コミュニティのフィールドワーク、と見せかけ…

中村健之介『永遠のドストエフスキー』(中公新書)

永遠のドストエフスキー―病いという才能 (中公新書)作者: 中村健之介出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2004/07/01メディア: 新書この商品を含むブログ (18件) を見る(BK1にも書いたやつを以下に転載) 一度もドストエフスキーの本を最後まで読み通した…

ブログ大行進

なんだおい、最近更新が滞っているサイトはみんな知らないうちにブログになっているのか。 俺も勝手に再開して告知なんぞしなかったが。 というか、便利なものは何もしなくても普及するんだろうけど。 俺が1年間休んでいた間の時の流れは速かった、と。そう…

告知

文学・哲学ヲタの貴兄らに告知。(関係ないがサッカーヲタもとにかく読んどけ) ちくま新書で97年に出た野口武彦『安政江戸地震 ―災害と政治権力』が、来月ちくま学芸文庫で出る。考えさせられてタメになって面白いから、熟読玩味の上、己の血肉とするように…

鴎外の愛情

とあるウェブサイトを紹介します。ついでに文体もよそ行き。 http://homepage3.nifty.com/hidefuurai/ougai.html 鴎外は肉親に対して深い愛情を注いでいた。特に四人の子供への愛情の深さには、驚嘆するほかはない。それは全く、度肝を抜かれる程で、遺児達…

永井均『私・今・そして神』(講談社現代新書)

私・今・そして神 開闢の哲学 (講談社現代新書)作者: 永井均出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/10/19メディア: 新書購入: 4人 クリック: 30回この商品を含むブログ (102件) を見るおもしろい、のだと思う。が、筆者のこだわりが腑に落ちるとこまで理解で…