2009-01-01から1年間の記事一覧

寺田寅彦覚書作者: 山田一郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1981/11/27メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (2件) を見る『寺田寅彦覚書』(岩波書店)を書いた山田一郎氏は高知の生まれである。 省営バスの舟戸橋停留所近くの川岸に広場…

(先日の続き) 隔離病室じゃないが、M氏専用の(というかM氏を閉じ込めておく)部屋として、1階の6畳和室にトイレを移し、引き戸を閉め切った。クソ暑い真夏にクーラーのない和室を閉め切った状態にしておくのが不憫でならなかったのだがやむを得ない。 私…

去年の7月頃、最初にM氏の異変に気づいたのは妻だった。彼の右目の上あたりの毛が抜け始めていた。医者に見せたほうがいいのでは、とのことで、動物病院に連れて行ったところ、真菌症(リングワーム)と判明しました。 ↓の写真は去年の8月初旬、発症して3…

うちのM氏の昨年6月の頃、2ヶ月歳くらい。私の頭の中は、どうやって彼を先住犬のO氏に受け入れてもらうかということだった。(後ろにいるのは小4の娘) 案ずるより産むが易し。2人は割とスムーズに認め合ってくれました。この年の夏が大変なことになろうとは…

文学はゴシップである、とは小谷野敦の言だったと思うが、最近、続けざまに文壇の「中の人(=編集者)」本を読んだ。 (元講談社の)中島和夫『忘れえぬこと忘れたきこと』(武蔵野書房) (元筑摩書房の)野原一夫『編集者三十年』(サンケイ出版) (元筑…

十ウン年ぶりの京都は下鴨神社の古書市に参戦してきた。 会場のデカさと品数の多さにしばし圧倒された後、端のテントから根気よく見ていくことに。通常の古書市ならこれで行けるのだが、このくらいの規模になると無理だったようだ。徐々に疲労が溜まっていく…

私の書庫は2階北側の4畳半。スチール本棚を6本入れているのだがそれでも床の上に本が溢れ、子供部屋の乱雑さを叱るときまって言い返されるのが情けない。 言い訳をしますと、場所を入れ替えたり順番を並べ替えたりの本の整理は、本の量がある喫水線を超えた…

読む方はそうでもなかろうが、ネットにアップするにはいささか長い。雰囲気を味わってもらうために、頑張ってタイプしてみる。 しかるにゲンゾー(引用者注:町田氏が同居している猫の名前)の場合は、そうしてもともと飯に関して卑屈なだけに回りくどいとい…

保坂和志、エッセイは読めるが小説はちょっと、の話。 彼の小島信夫との書簡集や、田中小実昌についての文章は好きなのだが、小説、特に長い小説を読むたびに首を傾げたくなる。小説に作者が口を出すのが、「私はこう考える」が随所に出て来るのが、ちょっと…

続き。 「私は猫ストーカー」、面白かったし楽しかった。 一見、猫を追っかける主人公を巡る人間模様を描いた映画なんだが、実は人間関係を猫間関係として綴ろうとしているんじゃないかと思った。登場人物全員がじつは「ネコ」なんだなあと思いながら観てま…

先日、中野にある某古本屋に行った。猫に関する古書がたくさんある(ただし店には猫はいません)。私が狙っているのは猫の随筆/ノンフィクションの類い、あと文芸関係。 店内で鼻息荒くして(当日はえらく暑かった)たくさんの背表紙と格闘していると、赤い…

近況をいくつか。ヒマができたらまた写真でもアップしますよ。 犬のOley氏(男)と猫のMu氏(男)は元気でやってます。Muはキジトラなので岸さんとこの毛の短いほうによく似てます。うっとこはイケメン2人が人間4匹と同居しとるわけです。 Oleyはゴージャ…

お久しぶりでございます。 内田樹ブログ、最近は通勤中に携帯で読んでますが、著書よりこっちのほうが面白いです。 本では(元ネタがブログであろうと雑誌エッセイであろうと)ネタがテーマ別に整理されるため、内田氏ブログの"即興芸"的雰囲気が味わえない…