• 小島亮『白夜のキーロパー』(現代思潮新社)(ASIN:4329004356): 小島節炸裂。もろもろな内輪の媒体(ゼミ誌だの同人誌だの)に書き殴ったエッセイ集。子供時分の学校給食が激烈に不味かっただの(エピソードの最後では女子生徒が失神してしまう)、旅先で知り合った女性が自分の乗るはずの船で遭難しただの(出会ってすこし会話したらいきなり「死んでしまった」と書いて〆るという、ものすごく残尿感の強い終わり方)、中学で知的スノッブ不良だったとか、エピソードとしては異様に濃ゆい体験ばっかり。本当にこんな人生送ってきたのかこの人は。もしくは四方田犬彦みたいに嘘八百のハッタリを平気で書く"逝っちゃった"オジサンなのか。
  • 小島亮『ハンガリー知識史の風景』(風媒社): 勢いで買ってしまった。