『狂熱のシーズン』(ISBN:4560049645)、本年のベスト5入り確定。スポーツを書いた本を基本的に一切信用しないワタクシにとっては、めったに無いことであります。カルチョがテーマとは言え、本当に面白いのは、人種差別心理の洞察だったりそこに巻き込まれていく己へのユーモアだったりするのではあるが。第一、選手へのインタビューがこれほど軽く扱われているスポーツ本は無かろう。「エラスはひとつの信仰だ。決して、何故と問いかけてはならない」。だから、お前が真のジャイアンツファンであれば、ジャイアンツをないがしろにするものはすべからく排除しなければならない。ジャイアン原理主義ジャイアンツを汚すものには死を、というわけです。ではナベツネはどうか?スタジアムでオレンジのボンボン振ってるオネーチャンはどうか?堀内は?そういうことを考えたことがない連中が多すぎるから(ry