愛国無罪

LAタイムズ、NYタイムズワシントンポスト、英タイムズと揃って中国ブーイングの様相。あと朝鮮日報東亜日報も見たけど、モラリズムが終わって「仲の悪いフツーの隣国」間のパワーゲームにステージアップの予感。
しかしなあ、こっちがその気でも、中国に学習意欲とそのコスト負担の意識があるかどうか分からんしなあ。え、コストはこっちが全額負担? 100%丸抱え接待?

ここでこういう時事ネタを書こうとは思わなかったが、「愛国無罪」についてはここをまず読め(ついでに4/17分も):
http://plaza.rakuten.co.jp/boushiyak/diary/20050418/
くしくも今日の朝日社会欄はこの言葉を取り上げていろいろインタビューしてるんだが。中国人留学生や中国研究の大学の先生(中国出身者含む)にインタビューして廻っても↑の話が全く出てこないというのはどういうことよ?
↑の話があくまで真実だとすると、インタビューを受けた若いインテリが知らない(つまり現在の公式な教育・教養コンテンツに乗ってこない)話ということなので、「愛国無罪」の歴史的意味を一番よく分かっているのは実は(高齢な上に政治の裏も見えている)共産党幹部っつうことになるわけです。
まあ、デモ参加者の誰が最初にこの言葉を使ったのかは分からないが、意味なんて分からないまま使った可能性が大きいんじゃなかろうか。それでも、こういう"過去の血の染み込んだ"言葉はその無意識なレベルで伝染することがあるわけでして、実は中国人の無意識な強烈反"官"感情に中共トップがビビりまくった結果が昨日のTVでの呼び掛けになったんではと思います。
あとね、同じ漢字使うてるからゆうて簡単に分かると思わんことやね。なんせ向こうサマが本場ですからね、鶴瓶ちゃん。