百合烏賊増刊号

早速買ってきて、demi夫人のところを読んだ。やっぱなあ、これからはオタクじゃなくてモテ/非モテの時代なのか。「非モテの文化誌」も読んで、己の古傷に塩を擦り込んでいるが、なんでこういうことを80年代に誰も言ってくれなかったんだYO?

そこで取り上げられていた、

太陽の塔

太陽の塔

左京区吉田界隈のエスノグラフィを共有していない者には分からんだろうが、『太陽の塔』のディテールによる私的痛さは、右肋骨の隙間からスクリュードライバー並みです。20年と現在とでほとんど変わっていないし。チャリ乗ってるし下宿は木造だし夕暮れの鴨川は男女の塩基配列だし。新しいことといやK大生狩りと携帯電話くらいか。
その一方で、こういうネタは、既に"現在形"の疾風怒濤を回避(通過?)してしまったジジイの老後の楽しみと化しているのもまた事実。

あとね、どうせなら会話は全てローカルランゲージにしてほしかったよ。そしたら読んで号泣してゴミ箱にぶち込んどったかもしれんけど。