またやってもうた
『友情を疑う―親しさという牢獄』(中公新書)。
恋愛が俎上に乗るんなら友情だって! 非モテにブスと来て今度は友だちを脱構築(死語)か、つう期待だったのだが(だってタイトル見りゃ期待するだろ・・・)。
終わりに近づくに従って、愛国心を持つべきだの竹島と北方領土は日本固有のなんちゃらとか、きな臭い主張が。をいをい、そっちの方面は疑わなくてええんか。ギリシャ・ラテンと西洋近代のラインを敷衍してるのはいいが中国・日本の古典は無視かよ何かソレむっちゃ狭くね?、とか。
お買い上げになる際はあとがきと最後30pほど読まれてから、読みたい人は買ってください。中公新書にババ引かされたのは『消滅する言語』に続いて2度目。ちきしょ。
結局、本田透の新刊でウザい気分をポアしてせいせいしましたとさ。
- 作者: 本田透
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2005/09/18
- メディア: 単行本
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