またやってもうた

『友情を疑う―親しさという牢獄』(中公新書)。
恋愛が俎上に乗るんなら友情だって! 非モテにブスと来て今度は友だちを脱構築(死語)か、つう期待だったのだが(だってタイトル見りゃ期待するだろ・・・)。
終わりに近づくに従って、愛国心を持つべきだの竹島北方領土は日本固有のなんちゃらとか、きな臭い主張が。をいをい、そっちの方面は疑わなくてええんか。ギリシャ・ラテンと西洋近代のラインを敷衍してるのはいいが中国・日本の古典は無視かよ何かソレむっちゃ狭くね?、とか。
お買い上げになる際はあとがきと最後30pほど読まれてから、読みたい人は買ってください。中公新書にババ引かされたのは『消滅する言語』に続いて2度目。ちきしょ。

結局、本田透の新刊でウザい気分をポアしてせいせいしましたとさ。

電波大戦

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