小さなイメクラ

すまんです、またちょっと長いです。

NPBJリーグの経営に関していろいろニュースが出されてますが、当面Jがやることは、チームの強弱(これはおおむね投下資本に比例)以外のファクターで、長く続けられるビジネス形態を模索することのはず。つのだま氏の「ヴァーチャルナショナリズムとしてのフットボール論」(http://tsunodama.s33.xrea.com/mt/archives/000140.htmlhttp://tsunodama.s33.xrea.com/mt/archives/000141.html)のように。
今のNPB問題に引きずられ、収支や透明性の比較論に陥るのは意味なし。

そもそも、MLBだの欧州サッカーは時代遅れだの言う前に、なんでスポーツビジネス=マスマーケティングという前提を疑わないのか。ベンチマークの対象が欧米ビッグチームというのが既に偏向してるんではないの? 8/2や8/3(http://d.hatena.ne.jp/jindong/20040802http://d.hatena.ne.jp/jindong/20040803)でも書いたが、小粒でもニッチなりに根付いてユーザー(われわれ)もハッピーというスポーツ経営をやってるところを探して学ぶべき。例えば、イングランドのDivision3あたりのクラブの経営がどうなってるか、分かってる連中っているのか? やつらは本当に自転車操業なんだろうか?とか。甲府や山形がやってきた・やっていることは純ビジネス的に見るとどうなの、つうことのほうがキモではないのか。山形のNPO方式が事業会社方式とどう違い、どんなメリット・デメリットがあって、NPOするためにどんな犠牲(例えば資金調達・投資上の縛りとか)を払い、どんな果実(税優遇、透明性)を得たのか、とか。

例えば甲府だったら、http://www.pref.yamanashi.jp/kikaku/kikakuka/vfk/

NPBの収支なんて見てもしゃーない。日経ビジネスNPB特集が俺にとって今一つ面白くないのは、あれからJが学ぶことがありそうには思えんからです。隣の芝の枯れ具合を見て溜飲下げる、つう非生産的効果くらいか。朝日に載った球団収支推定を見てもそうなんだが、収入40億、支出80億(!!)のビジネスをどうひねくり回しても、意味あるメッセージが出るとは思えない上に、第一、この数字見てるととても同じ業界の企業データに見えないです(笑)