一人で見る夜景は人を憂鬱にします

実は花の都から帰ってきたら急遽もう一カ国出張に行かされた。今度は時差なし。
最終便で到着して、タクシーでホテルに移動。
街がきれいになった。先週の某花の都の古くさくて活気のない(それでいてどことなく尊大な)"出来上がってしまっている"感とは対極の、アジアの大都市でよく感じるエネルギーの豊かさみたいなものがある。
最初にこの街に来たのは、「インターネット」という言葉が徐々に耳に馴染んで来た頃だった。仕事での出張だったのだが、現地中小企業のオヤジどものseniority-drivenな食事方法と振る舞いに己のバイオリズムを完全に破壊され、頭痛薬を齧りながら耐えたことが印象に残っている。街はまだ埃っぽく、自動車の運転は荒っぽかった。
その出張が終わるとすぐに休職して某国で学校に行く予定になっていて、慣れないウィンドウズのPC買って練習し出したのも、ネットを始めたのもこの頃。
まだアクセスは電話回線の時代、ポリロゴスというMLを(虚栄心100%で)読んでいた。そこの参加者で、今で言うところの厨房君にイエローカードを連発していた元気の良い人がいた。稲葉大人である。
この後、学校に通い始め、いよいよ(勉強以外することがなくて)ヒマを募らせた私は「人のすなる"ホームページ"といふものを」のノリでウェブに雑事を書き始めるわけです。あーほんまgood'n old daysやわ。