なんとなく最近読みくさった本ども

  1. 加藤徹西太后』(最近fuckin'な中公新書
  2. 数土直紀『自由という服従』(光文社新書
  3. カー『ロシア革命レーニンからスターリンへ、1917‐1929年』(岩波現代文庫
  4. 内田樹『街場のアメリカ論』(NTT出版

1はいちびり。2は中高生向けに書き直してくれたら息子に読ます。3は予想通り途中で挫折。

4が一番手堅く「竹下景子に5000点」。"東アジア儒教コモンウェルス"は非現実的とかブー垂れる人もいるようですが、この人の場合は確信犯ですから。俺的にはout of box thinking導入の離陸路としてこれでOK。
微妙にカタカナビジネス英語が頻出するのは、ビジネス本読者層狙いとしていい出来だと思います。こればっかりは象牙の塔の人たちでは真似出来ません(やるなとは言わないけどまあ無理です。ビジネス本読者は馬鹿にできない。玄人かそうでないかの区別には相当敏感だから)
あと、本書はほぼ無理なく英語化でき(てそれなりに面白いと思わせ)る文章なので、内田スクール周辺は海外展開を見込んで手を打っているものと思われます。アメリカ論の次は中国論で、どう考えてもその次はロシア論で3部作完成。フォーチュンかWSJ辺りに先行取材させてから中露版先行で英語化、と。

街場のアメリカ論 NTT出版ライブラリーレゾナント017

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