最近読んだ本

  • おもろかった。時間あったらラッセル読も。

日本地図のたのしみ

日本地図のたのしみ

  • 相変わらず今尾節全回。

萌える男 (ちくま新書)

萌える男 (ちくま新書)

  • 「萌え」のより汎用的な語法に貢献。Jのサポ連中も萌えなんじゃないかとサポティスタブログは言ってますが、萌える男は灰皿の蓋や石投げたりしないと思うYO。

  • 最近の大塚本の中で一番readable。『民主と愛国』から『限界の思考』を通じて流れている「近現代史の無知・無理解への苛立ち」をこの本も共有している。ちゃんと勉強してから口出せゴルァ、つうことです。もう100%そのとおり。

 で、海の向こうの近現代史もご同様に

ナポリのマラドーナ―イタリアにおける「南」とは何か (historia)

ナポリのマラドーナ―イタリアにおける「南」とは何か (historia)

 帝国主義鳥インフルエンザのように蔓延した19世紀西欧で、アフリカ・アジアどころかお膝元のイタリア南部も「野蛮人」「アフリカ野郎」「人種が違う」と呼ばれていました、という話。イタリアは深くて重い。
 我らがディエゴは最初と最後にしか登場しないが、これはマラドーナをダシにしたイタリア・アルゼンチン移民史ではなく、イタリア.アルゼンチンの移民史をバックミュージックに、マラドーナをカーテンコールに蘇らせる本じゃないかと思う。特に、出だしの90年W杯準決勝のマラドーナスキラッチの話が印象的。そして最後に、

マラドーナには、北・中部イタリアのなかに南イタリアに対して激しい差別意識をもつ人々がいることがよくわかっていた。ナポリの中に、イタリアという国家に対して強いアイデンティティを抱いている人々がそれなりに存在していることもわかっていた。そして、アルゼンチンが、北イタリア―南イタリアという序列のさらに下部に位置する状況に置かれていることもわかっていた。彼はサッカー選手として日常的にプレーをしていく過程で、そうした事柄の本質を直観的に理解していったのであろう。
 さらに、マラドーナは、サッカー選手として日常的にプレーすることによって、そうしたイタリアやアルゼンチンの抱えるさまざまな問題を、人々の目にあますところなく伝えていった。もちろん、彼が社会問題を暴露するためにサッカーをしていたはずがない。彼はたんにサッカーが好きだから、勝負に勝ち、ファンを喜ばせ、よい暮らしをし、名声を得たいから、サッカーをしていたにすぎないであろう。だが、彼がプレーをするだけで、彼の意思とはまったく別に、社会の矛盾や問題点があらわになってしまうのである。

それにしても、W杯予選のトルコvsスイス2nd legが見たい! スカパー加入してないけど見たい。CXのダイジェストじゃもの足らん。先日のアジアカップ@中国のブーイング騒動がしょんべん小僧のお遊戯にしか見えないくらい
モ ノ ホ ン の 戦 争
だったらしい。チャカ振り回してる若造と義兄弟を手にかけた鶴田浩二の差か。石原都知事はしょんべん小僧で、安倍晋三はヤクザの三下か。
しょんべん小僧よ、喩える相手が悪くてすまん。