"真実は悪魔のディテールに宿る"
"超本質論はすなわち現実論である"
うちの会社のOBにして、キギョーサイセイでは日本の第一人者である某氏が会社に来て講演された。冒頭の一節はその時の言葉。例によって詳しくは書けんが、めちゃめちゃ深かった。
この業界の、こういうインプレッシブな人の言葉は、実は著書読んでも全然伝わらない。だから、私は同業の方々の著書は1冊も読んだことがない。ある意味「中」にいないと全く分からない世界ではある。

あっちもこっちも、目じりの釣り上がった議論や無表情な相貌ばっかりやな。
そういう時は、GNN教でも読んで、リラックスするとよろしいかと思う。私は、食えないおっさんであるこの方とちょっとだけ仕事をしたことがあります。

アカデミズムから政治から社会評論から、はたまた縁台将棋(ネット)の議論にいたるまで、「人間とは如何なるものか」という目線を持たない言説は、聴くに値しないと思う。あるいは、"ユーモア"の欠けた議論は底が浅い、と申し上げても良い。"ユーモア"のもつパワーに気がついた柄谷行人は偉かった。