メモ
今年のマイブームである中国近現代史のネタとして最近のものを。
張学良はなぜ西安事変に走ったか―東アジアを揺るがした二週間 (中公新書)
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絵がいい。喜劇と悲劇の絶妙なモザイク。
映画としても面白かったが、日本人って何だろうと考える。最初の日本人捕虜(香川照之)は、中国人から見た日本人観が色濃く出てると思ったのだが、ストーリーが進むにつれて視点は複雑かつ不透明になっていく。日本人上官も、最後に登場する国民党も、華北の貧村の村人も、捕虜も、主人公も、それぞれの視線が並列する様が、奥行きを与えている、のではなかろうか、なんちて。
ちなみに、監督兼主演のチアン・ウェンは、中国人農民そのものの風貌でありながら、フランス人の奥さんがいてフランス語ぺらぺらなんだと。世の中分かんねえなおい。