いよいよ開幕だなあ

つのだま日記より。

当たり前の話だが、勝ち始めてから、元気を貰ってから、予定調和で話すほうが遥かに楽だ。普通の人ならば礼儀正しく毒付きつつ、その時を待つだろう。プロと観客という関係で言えば、それは至極真っ当な考え方だ。

でもキチガイは違う。
勝手に元気になって、勝手にリセットされて、勝つぞ、勝たせるぞと叫ぶ。

オフは、キチガイの元気回復のためにあるんだろ?

俺達は、キチガイだ。少なくとも俺はキチガイだ。
当たり前だ。
精神的に何かが大きく欠落してなければ、いい歳した子持ちが、ゴール裏になんかいられない。サポーターなんて名乗れない。
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『足達横浜2006男のロジック魅せてみろ』

若い連中が準備したダンマク。
マリ公との試合の後、エンドライン上に整列した選手達は、これを見て、ゆっくりとこちら側に近づいてきてくれた。
俺は、それがたまらなくうれしかった。昨年をうまくリセットできたと思った。少なくともそのきっかけにはなったのではないかと思った。
恐らく、それは幻想に過ぎないだろう。わざわざ自ら雨に打たれて声を枯らして叫んでいる憐れな人間達に対して、単にいつもよりも少しばかり近く挨拶しておこうと思ったと考えたほうが、普通だろう。

でも、その普通は、幸せか?
幻想をニコニコしながらポケットにしまえるキチガイの方が、遥かに幸せなんじゃないだろうか?
少なくとも俺は、そう思う。

そういえばゼロックス杯といい対ボスニア戦といい、日テレの中継にさほど違和感を感じないのはなぜだ? アナもいろいろ言われて学習したんだろうか? それとも誰かが書いてたように、核沢のあまりの酷さが周囲を中和してしまい、酷さを感じなくなってしまったんだろうか?