月一更新ですが何か

内田樹著『下流志向』(講談社)が全く書店で見当たらないのに、同氏著『狼少年のパラドクス』(朝日新聞社)がソッコーで平積みな件について。

どうなってるんでしょうか? 講談社の初版部数の読み違いか? そんなどうでもいいことしか書くことがない俺は忙し過ぎるのか?

東・北田の『東京から考える―格差・郊外・ナショナリズム』(NHKブックス)がソッコーでおもろない件について。

青×台だの北×住だのと、俺の東京ライフヒストリーをトレースするかのような地名が濫発するので面白いかと思いきや、そのじつローカルなジモピー酒飲み話題に終始し、読んでるこっちは盛り上がらないこと甚だしい。うだ話のやったりとったりはiPodで毎日聞いてる落語だけで十分だよ。

マスダ兄は分断を繋ぐ仕事なんだそうだ。

ブログやSNSが流行っているのを見るまでもなく、みんな実は繋がり方が下手になってきている。俺も社内でいろいろ繋がなきゃならん。社内横断からアングラまで。幸いツールは溢れかえっている。でもなあ、ニーズを感じない連中にプラットフォームだけ作ってもダメなんだよな。繋がり方が下手になるってのは、「アンテナ」の感度が落ちてるってことだろ。そう考えると、感度のある「アンテナ」を育てることが先なんだなあ、と最近つくづく思います。もう社会人になってこんなことしてちゃアカンわと。
その意味で、『狼少年〜』はGJ。

狼少年のパラドクス―ウチダ式教育再生論

狼少年のパラドクス―ウチダ式教育再生論